火入れと生酒
❖ 火入れの目的
「火入れ」とは、酒質を落とさない60~65℃程度の温度で加熱処理し、酒に残った酵素の働きを止めたり、香味を落とす「火落ち菌」と呼ばれる乳酸菌を死滅させて、酒の品質を守る方法で、室町時代から行われてきました。

・火入酒(通常)
一般的には上槽後(貯蔵前)と瓶詰時(出荷前)の2回行います。2 回火入れしたものを「火入酒」と呼びます。
・生酒
醪を絞ってから、瓶詰めして出荷するまで一度も火入れをしていない酒です。搾りたてのフレッシュさ、華やかな香味が味わえます。
・生貯蔵酒
生酒の状態で貯蔵し、出荷前の瓶詰時に1回だけ火入れを行った酒です。生酒に近い、すっきりとした味わいと軽快で爽やかな味わいが楽しめます。
・生詰酒
上槽後に火入れを1回行って貯蔵し、そのまま瓶に詰め、火入れを行わないで出荷された酒です。生貯蔵酒と同様に爽やかさが特徴の味わいですが、生酒や生貯蔵酒より比較的酸味が落ち着いているといわれます。
